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アーセナルが育てた最高傑作5人。トニー・アダムス、サカ…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ジャック・ウィルシャー(元イングランド代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1992年1月1日
在籍期間:2008年7月~18年7月
通算成績:197試合14得点30アシスト

 類稀な才能がありながらも、度重なる怪我に泣かされたことから「ガラスの天才」とも呼ばれるジャック・ウィルシャーもアーセナルの下部組織が輩出した最高傑作の一人だ。9歳の時にルートン・タウンの下部組織からアーセナルへと加入すると、2008/09シーズンのブラックバーン戦でクラブ史上最年少の16歳256日でプレミアリーグデビューを飾った。

 ボルトンへの半年間のローン移籍から復帰した2010/11シーズンには18歳の若さで開幕スタメンの座を掴み、プレミアリーグで自己最多となる35試合に出場。同シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞を受賞した。しかし、翌シーズンは足首のケガでシーズン全休を余儀なくされ、この頃から慢性的な怪我に悩まされるようになった。

 ロビン・ファン・ペルシーがマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したことに伴い2012/13シーズンより背番号をエースナンバーの10へと変更。2013/14シーズンのノリッジ戦では、味方選手との連係から「サッカー史上最も美しい」とも称されるゴールを決めている。しかし、度重なる負傷癖は治ることなく、2017/18シーズン限りでアーセナルを退団。2020/21シーズン限りでボーンマスを退団して以降は所属先が決まらず、2021年8月から約4ヵ月間アーセナルの練習に参加していた。その後、2022年2月にデンマークのオーフスGFに加入したが、21/22シーズン終了後に契約延長オプションは行使されず退団となり、同年7月に現役引退を表明した。現在はアーセナルU-18の監督を務めている。

【了】

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