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サッカーではU-20ワールドカップやオリンピックなど、選手たちが世代別で区分されることが多い。各世代で最強の選手たちは誰なのか。今回は1997年生まれの選手で、今季大活躍している左サイドバックを選出した(成績は2023年2月16日現在)。
DF:テオ・エルナンデス(ミラン/フランス代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月6日
今季リーグ成績:19試合2得点3アシスト
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ここ数年のミランは若手中心に補強を進めており、多くの選手がそのポテンシャルを開花させてきた。2019年に加入したテオ・エルナンデスはその代表格とも言っていい存在であり、移籍当初2280万ユーロ(約27.4億円)とされていた市場価値は今や6000万ユーロ(約72億円)となった。
テオの長所はDFらしからぬ攻撃力だ。爆発的なスピードと強靭なフィジカルを駆使したドリブルの破壊力は申し分なく、昨季の第37節アタランタ戦では自陣からあれよあれよとボールを運んでいき、そのままゴールを奪ってしまうという離れ業を披露している。そのゴールが象徴している通り、大外だけでなく内側のスペースも恐れることなく使えるのが強みで、一列前にいるラファエル・レオンとうまく変化をつけながら連係している。この2人が織りなす左サイドの攻撃力は、ステファノ・ピオーリ監督率いるミランを語る上で欠かせないポイントだ。
フランス代表として挑んだFIFAワールドカップカタール2022では兄リュカ・エルナンデスのアクシデントにより主力に。6試合で1得点2アシストをマークして準優勝に貢献し、その評価をさらに高めた。同大会終了後、疲労の影響でややパフォーマンスレベルが落ちているのは気がかりだが、世界最高峰の左サイドバックであることに疑いの余地はないだろう。
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