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限界が見えた?なぜ三笘薫は封じられたのか?今季最低評価、ブライトンが抱える悩み【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 プレミアリーグ第24節、ブライトン対フラムが現地時間18日に行われ、0-1でフラムが勝利した。サッカー日本代表MF三笘薫はこの試合にもフル出場したが、これまでの活躍と比べると大きく評価を落としたと言わざるを得ない内容だった。三笘を絶対的な存在として信頼するブライトンは悩ましい問題を抱えている。(文:加藤健一)


遠のく得点…。ブライトンは2023年初黒星


【写真:Getty Images】

 ロベルト・デ・ゼルビ監督の下で順調に勝ち点を積み上げていったブライトンは、2023年の公式戦で初めて黒星を喫した。

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 ブライトンのボール保持率は65.3%で、シュートは相手の4倍超となる21本を記録した。90分を通して見てもブライトンに分がある内容だったが、ゴールが遠かった。57分にはコーナーキックの流れからソリー・マーチが押し込むもオフサイド。77分にはデニス・ウンダフがスルーパスに抜け出し、ファクンド・ブオナノッテが押し込んだが、ウンダフがオフサイドとなりゴールは認められなかった。

 フラムは4-4-2のコンパクトな守備ブロックを敷いて、ブライトンの中央攻撃を封鎖した。それをかいくぐるようにブライトンも素早いパスワークと連動した即時奪回のプレスで押し込むが、ベルント・レノのビッグセーブもあり、最後のところで踏ん張っている。

 決定力を欠いたブライトンとは対照的に、フラムは少ないチャンスをものにした。ティム・リームの縦パスをカルロス・ヴィニシウスが受け、反転して左にスルーパスを出す。これに反応したマノー・ソロモンがペナルティーエリアに侵入して、88分にゴールネットを揺らした。

 三笘薫はこの試合でも90分間プレーした。これで4試合連続のフル出場となったが、2試合連続でゴールを決めることができていない。チームはその間勝利がなく、“結果的には”三笘を封じられたことが勝敗を大きく左右することとなっている。

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