8位:アンドレア・ピルロ(元イタリア代表)
在籍期間:2001年夏~2011年夏
クラブ通算成績:401試合41得点
代表通算成績:116試合13得点
アンドレア・ピルロは、ミランで41ゴールを記録した。MFでこのゴール数は十分に立派な数字だが、人によってはイメージよりも少ないと感じるかもしれない。
その理由の一つとして考えられるのは、ハイライトに登場する回数だろう。スーパーゴールが多いピルロは、事あるごとに様々なところでゴールシーンが流れてくる。だからこそ、彼の勇姿を記憶しているはずだ。
実際に、それは数字をみても明らかだ。ミランで挙げた41ゴールのうち、FK直接ゴールが13。遠い位置からのゴールは5つという記録が残っている。精度が高いだけでなく、キックの種類も豊富だったピルロは、その右足で何度もゴールネットを揺らしてきた。
ピルロといえば中盤からのゲームメークが最大の売りで、ケタ違いの技術でボールをさばき、ミランの攻撃の核となってきた。ただ、ピルロが得意の右足でゴールを狙う姿勢を崩さなかったからこそ、その展開力がより輝いた側面もあるはずだ。