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マンUの采配勝ち。なぜバルセロナは勝てなかった?裏目に出たシャビ監督の起用【EL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフの1stレグ、バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間16日に行われ、2-2のドローに終わった。バルセロナはこの試合でペドリが負傷。さらにガビが累積警告で2ndレグ出場停止となった。まさに負けに等しいドローとなったが、なぜ苦戦したのか。(文:小澤祐作)


バルセロナがドローに払った大きな代償


【写真:Getty Images】

 バルセロナにとっては、負けに等しいドローと言えるかもしれない。

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 カンプ・ノウにマンチェスター・ユナイテッドを迎えたシャビ・エルナンデスのチームは、前半をスコアレスで終えると、50分に先制。コーナーキックから、最後はマルコス・アロンソが頭で押し込んだ。

 しかし、その2分後に絶好調のマーカス・ラッシュフォードに同点弾を献上。さらに59分には、ショートコーナーから左サイドを破ってきたラッシュフォードのクロスをジュール・クンデが痛恨のオウンゴール。あっという間にスコアをひっくり返されてしまった。

 バルセロナは76分にハフィーニャが得点を奪いなんとかスコアを振り出しに戻すも、3点目をあげるには至らず。2-2で2ndレグに向かうことになった。

 アウェイゴール制度が無くなったため、ホームで引き分けという結果はそれほど悪いものではない。しかし、バルセロナが払った代償はあまりに大きかった。

 中盤の要であるペドリが前半で負傷交代。クラブ公式サイトによればハムストリングを負傷したようで、恐らく2ndレグには間に合わない。また、ペドリと同じくチームに不可欠なガビは、この試合でイエローカードを貰ってしまい、累積警告のため2ndレグは出場停止となる。彼らに加え、ウスマン・デンベレとセルヒオ・ブスケッツも引き続き欠場濃厚であり、大幅に戦力ダウンした状態でオールド・トラフォードに乗り込まなければならなくなった。

 まさに負けに等しいドローとなったバルセロナ。では、なぜここまでの苦戦を強いられたのだろうか。

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