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Jリーグ 2年前

2023年Jリーグ戦力値ランキング10~18位。J1全18クラブの陣容を分析。残留争いは…

シリーズ:Jリーグ戦力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:サガン鳥栖


監督:川井健太
2022順位:11位(45得点/44失点)
2022成績:勝ち点42(9勝15分10敗)
戦力値:72(攻撃19、守備18、選手層17、勝負強さ18)

 川井健太監督は組織的なチームを作り上げ、昨季は残留争いと無縁の1年を過ごした。終盤戦は苦戦したものの、それを2年目の今季にどう生かしていくかが重要だ。

 最前線は総入れ替えとなり、富樫敬真や横山歩夢が加わったが、両者ともにJ1での実績が乏しい。ロアッソ熊本の中盤を支えた河原創、愛媛FC時代に川井監督のスタイルを経験している山﨑浩介など、J2から加入した選手が多い点は不安材料となるが、明確なコンセプトの下で戦う鳥栖で、彼らの武器が活かされる可能性もあるだろう。

 昨季のチーム得点数上位2人、DFジエゴ、MF小泉慶といった軸となる選手が抜けた。ここ数年は毎年のように主力が引き抜かれてきたが、豊富な運動量をベースとした個人に依存しないサッカーで下馬評を覆す結果を残してきた。例年に比べれば抜けた穴は小さく、新加入選手も河原など、スタイルにフィットしそうな選手が多い。昨季15を数えた引き分けをいくつか勝ちに変えることができれば、上位争いに食い込むことも可能だ。

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