UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
14位:フランクフルト(ドイツ)
監督:オリバー・グラスナー
22/23CLグループリーグ成績:3勝1分2敗(2位)
戦力値:67(攻撃力17、守備力19、選手層15、勝負強さ16)
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ヨーロッパリーグ王者の称号を手にして2022/23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に参戦したフランクフルトは、グループリーグ4試合で1勝1分2敗に終わり、敗退の危機に追い込まれていた。しかし、引き分け以下で敗退という状況で迎えた第5節マルセイユ戦で競り勝つと、最終節のスポルティングCP戦でも勝利。逆転でのベスト16入りを勝ち取ってみせた。
オリバー・グラスナー監督は今季、一時期4-2-3-1を採用していたものの、現在はこれまで通り3-4-2-1をベースにしてゲームを重ねている。守備時は5-4-1のブロックを形成し、5レーンを埋めながらプレッシャーをかけ、カウンターで一気に相手ゴールへ迫るというのがこのチームのスタイル。昨季のELでもこの戦い方でバルセロナを破っており、CLベスト16に残るような強敵相手の方が彼らにとっては戦いやすいと言えるかもしれない。
最前線にはFIFAワールドカップカタール2022でも株を上げたランダル・コロ・ムアニがいる。今季ブンデスリーガで9得点12アシストを記録している事実が示す通り、機動力とパワーに長けた同選手がいることで、カウンターの威力は昨季よりも増した。また、復活を果たしたマリオ・ゲッツェもチャンスメークの部分で大きく貢献しており、昨季から一列ポジションを下げた鎌田大地も機を見た攻撃参加で相手DFを脅かしているなど、一発を仕留める強さを持っている。
DF陣、とくにセンターバックは1人でも欠けると難しいだろう。エバン・エヌディカやトゥタら昨季のEL制覇に貢献した選手は健在だが、若いフルボイェ・スモルチッチはまだ安定感がなく、本職が中盤のクリスティヤン・ヤキッチを最終ラインに組み込むこともあった。現在は39歳の大ベテランである長谷部誠が安定感をもたらしている状況だが、同選手もフル稼働は難しく、不安が募る。
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