UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
1位:マンチェスター・シティ(イングランド)
【写真:Getty Images】
監督:ジョゼップ・グアルディオラ
22/23CLグループリーグ成績:4勝2分0敗(1位)
戦力値:90(攻撃力23、守備力22、選手層24、勝負強さ21)
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ジョゼップ・グアルディオラ監督の元、マンチェスター・シティは数多くのタイトルを手にしてきたが、ビッグイヤーだけはまだ掲げたことがない。「今度こそは!」という思いはどのクラブよりも強いだろう。しかし、今季は一時期ほどの盤石さはない。プレミアリーグでは例年以上に取りこぼしが目立っていて、アーセナルに首位の座を明け渡している状況だ。
今季のシティには欠けていた9番のポジションにアーリング・ハーランドが加わった。同選手の決定力はやはり目を見張るものがあるが、それゆえにノルウェーの巨人FWありきの攻撃になっている印象は否めず、偽9番を採用していた昨季のような連動した崩しはあまり見受けられなくなった。そのため、先日のトッテナム戦のようにハーランドが完璧に封じられると、一気に怖さが減少する。こうした絶対的フィニッシャーを置きながら、どうチームとしての強みを出していくかという点については、グアルディオラ監督は試行錯誤している段階と言えるだろう。
ケビン・デ・ブルイネの不調も気になるところだ。ハーランドの決定機を演出できるという意味でこのキックの名手の存在意義は大きいのだが、失望に終わったFIFAワールドカップカタール2022後の同選手はややパフォーマンスレベルを落としている。このままの状態をCLまで引きずってしまうようでは、グアルディオラ監督としても苦しいだろう。
もちろんポジティブな要素もある。ジャック・グリーリッシュは力を発揮できるようになっており、ジョアン・カンセロは去ったが、ナタン・アケが逞しく成長している。選手層自体はやはり厚く、結果に結びつかないことはあるにせよ、攻撃も守備も心配になるレベルではない。グアルディオラ監督が一戦一戦でうまく料理することができれば、念願のCL優勝も不可能ではないはずだ。
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