守備は反省。攻撃は収穫あり
アルグアシル監督が怒っている理由は、やはり守備面にある。3-0とリードを広げたにもかかわらず、終盤に2失点したことでエスパニョールにエネルギーを与えてしまった。幸いにも3失点目は避けられたが、勝ち点1に終わっていた危険もあり、指揮官は「(このような展開で)ライバルをゲームに参加させることは許されない」と選手たちへ警告した。
1失点目はセットプレーからだったが、2失点目は完全に右サイドを崩された。終盤で疲労の影響もあったか、相手に対するプレッシャーが1歩遅れ続けたことでやられてしまった。今後の反省点と言えるだろう。
しかし、攻撃面に関してはポジティブな要素が多いゲームだった。
オヤルサバルは2点目をアシストし、強烈なシュートも放つなどコンディションが徐々に上がっている印象を受ける。また、セルロートは雑なプレーもあったが、久々にゴールネットを揺らすことができた。さらに、この試合でメリーノが戦線復帰できたことも、ソシエダにとっては追い風だ。
そして何より、久保がFIFAワールドカップカタール2022終了後、絶好調を維持しているのが大きい。