UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
10位:トッテナム(イングランド)
監督:アントニオ・コンテ
22/23CLグループリーグ成績:3勝2分1敗(1位)
戦力値:72(攻撃力21、守備力16、選手層19、勝負強さ16)
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アントニオ・コンテ監督体制2年目を迎えたトッテナムだが、成績は安定していない。プレミアリーグでは23試合を消化した時点で上位6チームの中で最多となる8敗を喫しており、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内に入れるか微妙な立場にある。CLでもグループリーグでは予想以上の苦戦を強いられており、サポーターにとってはモヤモヤしたシーズンになっていると言えそうだ。
攻撃力は「21」と全体で見てもかなり高い数値となった。とくにハリー・ケイン、ソン・フンミン、デヤン・クルゼフスキの3人が中心となるカウンターの破壊力は凄まじく、スピーディーかつ高確率で最後までやりきるなど精度も素晴らしい。1-0で勝利した先日のプレミアリーグ第22節のマンチェスター・シティ戦でもそのカウンターの威力が冴え渡っており、CLという舞台においても対戦相手を大いに苦しめる可能性がありそうだ。
一方で大きな不安となっているのが守備力である。今季のプレミアリーグではすでに30失点以上を喫しており、イタリア人のコンテ監督が率いているとは思えないほどの緩さを露呈している。単純に安定してハイパフォーマンスを披露できているのがクリスティアン・ロメロのみとなっていることが痛手で、実に軽率なミスからゴールを許してしまうこともしばしば見受けられる。
あとはやはり、コンテ監督の手腕だ。同指揮官は自分の求める選手とそうでない選手の選択が良くも悪くもハッキリしており、ターンオーバーを苦手としている理由の1つになっている。そうした主力固定化とプランBの欠如に関しては前々から指摘されていることで、イレギュラーな事態に陥ると一気に崩れる。とくに普段戦わない相手と激突するCLの舞台でその弱点を露呈することが多く、今季もお馴染みのパターンにならないかどうか心配だ。
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