UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ22/23シーズンが現地時間14日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃、守備、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
2位:レアル・マドリード(スペイン)
監督:カルロ・アンチェロッティ
22/23CLグループリーグ成績:4勝1分1敗(1位)
戦力値:89(攻撃力23、守備力21、選手層20、勝負強さ25)
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チャンピオンズリーグ(CL)連覇に期待がかかるレアル・マドリードだが、優勝候補“筆頭”とは言い難いだろう。今季は超が付くほどのハードスケジュールの影響もあってなかなか成績が安定せず、ラ・リーガでは宿敵バルセロナに大きなポイント差をつけられ2位となっている。それらの精神的、肉体的疲労がCLの舞台でも影響してしまう可能性は否めない。
一時期に比べれば、スカッドの厚みは増した。DF陣にはダビド・アラバやエデル・ミリトン、ナチョ・フェルナンデスらセンターバックとサイドバックを兼任できる存在が揃っており、様々な組み合わせが可能となっている。また、以前までルカ・モドリッチとトニ・クロースの負担が大きかった中盤ではオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデらが順調に成長しており、ここにきてダニ・セバージョスも戦力として計算できるようになった。
依然として不安なのはやはり前線の層だ。ヴィニシウス・ジュニオールとカリム・ベンゼマのコンビネーションなどは魅力的だが、とくにベンゼマ1人欠けるだけでも別のチームになってしまう。エデン・アザールら控え組との差は歴然であり、選手層の数値が「20」とやや低めとなったのはそうした部分が大きい。
ただ、確固たるスタイルを持たず、対戦相手によって柔軟な戦い方ができるのがマドリーの大きな強みであり、とくにCLにおける勝負強さは天下一品だ。昨季もチェルシーやマンチェスター・シティに奇跡的な勝利を収め、ビッグイヤーにたどり着いてみせた。ベンゼマに昨季ほどの勢いがないとは言えど、また下馬評を覆してくるのでは、という恐ろしさがマドリーにはある。
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