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輝きはどこへ…。低迷するACミランで苦しむ5人。前半戦から急激に調子を落としたのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

DF:テオ・エルナンデス(フランス代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年10月6日
今季リーグ成績:18試合2得点2アシスト
リーグ戦直近5試合成績:4試合0得点0アシスト

 ミランの最大のストロングポイントの一つとなっていたテオ・エルナンデスは、明らかにパフォーマンスが低下している。

 テオ・エルナンデスは昨季のセリエAで5ゴール6アシストをマーク。サイドバックでありながら、攻撃時に違いをつくることができる貴重な存在だ。ラファエル・レオンとテオ・エルナンデスの左サイドはミラン最大の武器である。

 しかし、2023年のテオ・エルナンデスは、これまでの輝きがほとんどない。カタールワールドカップでフランス代表としても活躍していたが、そのときの覇気がないのは観ている側にも伝わってくるものがある。

 チーム全体が不調で距離感が悪くなっているのも要因だ。とはいえ、一番の武器であるべきテオ・エルナンデスの攻撃がほとんどないのは、相手チームを楽にしているだけだろう。

 疲労なのかメンタルの問題なのか。その原因は分からないとしても、ミランの武器は刃こぼれをおこしている。再び驚異の推進力で左サイドから飛び出してくるテオ・エルナンデスを、全てのミランファンが待ち望んでいる。

【了】

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