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Jリーグ総合評価ランキング【アビスパ福岡】痛すぎる退団…。得点力不足解消へ不安なポジションは?

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アビスパ福岡

 例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、各クラブはどのように変化したのだろうか。1月下旬に掲載した「補強評価」では全18クラブの昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けしたが、今回は戦力を総合的に比較して5段階で格付けする。


昨季順位:14位
総合評価:E


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 昇格1年目の2021シーズンは接戦の中で勝ち点を拾って8位となったが、昨季は14位に沈んだ。長谷部茂利監督の下で迎えるJ1・3年目も継続路線を進む。

 センターラインは昨季と顔ぶれが変わらない。GK村上昌謙を最後尾に、最終ラインには宮大樹や奈良竜樹、ドウグラス・グローリらがしのぎを削る。前寛之と中村駿のコンビは盤石で、昨季チーム最多得点の山岸祐也も残留している。

 一方でサイドの人員にはやや不安を覚える。志知孝明が抜けた左サイドバックは亀川諒史が、ジョルディ・クルークスが抜けた右サイドには紺野和也が加入。前任者はどちらもアシスト源だっただけに、新戦力へ課されるハードルは高い。さらに、サイドハーフには金森健志や田中達也もいるが、選手層という点でもやや不安を感じる。

 選手層の薄いサイドとは対照的に、前線の競争は激しくなりそうだ。J2で2年連続13得点を挙げた佐藤凌我が東京ヴェルディから加入し、3得点に終わったルキアンも勝負の年で期待が高まる。昨季は10得点だった山岸に次ぐ得点源がなかったが、この中から結果を残す選手が出て来れば得点力不足は解消されるかもしれない。

 昨季の新型コロナウイルス感染拡大のようなアクシデントさえなければ、今季も武器の堅守は健在だろう。2021シーズンのように結果を出すことも十分に可能だが、得点力不足に悩まされるようだと、昨季のように残留争いに巻き込まれることになる。

【了】

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