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今すぐ狙え! ビッグクラブに推薦したい日本人選手5人。いま最も期待できるのは?

シリーズ:ビッグクラブに推薦したい日本人選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:久保建英(くぼ・たけふさ)


【写真:Getty Images】


生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:17試合3得点3アシスト

 おそらく今欧州で一番評価を高めているのはブライトンに所属する三笘薫だが、そんな同選手に負けじと久保建英もスペインの地でインパクトを残している。ここまでラ・リーガでは3得点3アシストをマークしていて、このままいけば2019/20シーズンの同4得点5アシストを上回り、キャリハイを更新することになりそうだ。

 久保はスペインに渡ってから苦労した。マジョルカ1年目は良かったが、その後加入したビジャレアルではウナイ・エメリ監督の信頼を掴むことができず。ヘタフェ、そして復帰したマジョルカでは守備に追われることがほとんど、さらに下位チーム同士の戦いになると蹴り合いばかりで、攻撃面で持ち味を発揮するのはかなり難しかった。

 しかし、今季より所属するレアル・ソシエダは最高のクラブだ。突出した個を持つ選手はいないが、ダビド・シルバ筆頭に全員の技術レベルとIQが高く、誰が出てもイマノル・アルグアシル監督の志向するポゼッションサッカーを体現できる。そんなチームとコンビネーションプレーに定評のある久保のスタイルは見事マッチしており、トップ下やサイド、2トップの一角と様々なポジションで指揮官の起用に応えている。

 とくに不完全燃焼に終わったFIFAワールドカップカタール2022終了後のパフォーマンスは光っていて、アスレティック・ビルバオとのバスクダービーでは1得点とPK奪取に貢献。さらにレアル・マドリードとバルセロナの強豪相手にもその力をしっかりと見せつけた。現在の活躍は、将来的なマドリーやバルセロナ復帰に期待せざるを得ないだろう。


【了】

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