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W杯を逃した古橋亨梧の胸中。サッカー日本代表への期待とセルティックで抱く野心「ちっちゃい階段を上らないと」【現地コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「昔は決めていたので、また狙いに行けたらいい」



 そうなれば、彼自身もセルティックで積み重ねていることを発揮しやすくなるし、自分自身もより輝ける。こうした意味でも、第2次森保ジャパンでの期待は高まる一方なのだ。

「センタリングで相手の前に入ったり、リビングストン戦みたいに1対1の仕掛けたりもそうですし、時にはミドルシュートを決められるようにもしたい。昔は決めていたので、また狙いに行けたらいいですよね。いろんな形でゴールできたら相手も迷うし、嫌な選手になれると思うので、やり続けられたらと思います」

 そういった多彩な得点パターンを持ち合わせたアタッカーに古橋が大化けしてくれれば、森保監督もこの男を使わないわけにはいかなくなる。そういう機運を作り出すべく、ここから3月末までの1カ月半を大事にしなければいけない。

 現在、絶好調の古橋であれば、短期間で20点、25点と数字を引き上げることも可能ではないか。そんな期待を抱かせるからこそ、現地グラスゴーでは「キヨゴ(現地の人はキョウゴの発音ができない)」と叫ぶ熱狂的サポーターが続々と増えている。その人気はかつての中村俊輔をしのぐレベルに達しつつある。凄まじい成長曲線を描いている26歳の点取り屋から目が離せない。

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