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サガン鳥栖
例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、各クラブはどのように変化したのだろうか。1月下旬に掲載した「補強評価」では全18クラブの昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けしたが、今回は戦力を総合的に比較して5段階で格付けする。
昨季順位:11位
総合評価:D
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昨季と同じく大きくメンバーが入れ替わった川井健太監督の下で挑む2年目のシーズンだが、個の力に依存しない組織的なサッカーにかかる期待は大きい。一方で、昨季は終盤に勝ち星を積み上げられず、最終的にはボトムハーフでシーズンを終えた。対策が進む今季に向け、新戦力の活躍は言わずもがな重要となる。
守備陣ではジエゴの退団は痛手だ。中野伸哉、ファン・ソッコ、田代雅也ら枚数こそ揃っているが、質の低下は否めない。愛媛FC時代に川井監督の下でプレーした山﨑浩介はJ1初挑戦となるだけに、この男の活躍が与える影響は大きい。
小泉慶が抜けた中盤には、ロアッソ熊本から河原創が加わった。熊本の攻撃的なサッカーを中盤の底で支えた男がJ1でどれくらい通用するのかがポイント。横浜F・マリノスから加わった樺山諒乃介もブレイクが期待されるタレントだ。
最も大きな変化が生まれたのは前線だ。保有元に復帰した垣田裕暉と宮代大聖が昨季挙げた得点数は計15。富樫敬真や松本山雅から加入した横山歩夢はJ1での実績で不安を覗かせるが、鳥栖で化ける可能性も感じさせる。この2人が垣田と宮代以上の結果を残せなければ、今季は苦しい戦いを強いられるかもしれない。
例年同様ではあるが、J1での実績が少ない若手の台頭こそが鳥栖の補強だ。過去に巣立っていった多くの選手と同じように成長すれば、評価以上の成績を残すこともできるだろう。
【了】