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鹿島アントラーズ
例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、各クラブはどのように変化したのだろうか。1月下旬に掲載した「補強評価」では全18クラブの昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けしたが、今回は戦力を総合的に比較して5段階で格付けする。
昨季順位:4位
総合評価:A
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昨年8月に岩政大樹コーチを監督に昇格させたが、勝ち切れない試合が続いて4位という結果に終わった。岩政監督が続投する今季は結果が求められる年になるはずだ。タイトルを知る植田直通と昌子源が復帰し、藤井智也、知念慶といった中堅どころがライバルクラブから加入した。染野唯月や師岡柊生、佐野海舟といった若いタレントも加わり、覇権奪回を目指す。
昨夏に上田綺世が抜けたことで得点力不足に悩まされたが、知念や師岡の加入、垣田裕暉や染野の復帰によって前線は激戦区となった。新布陣が採用されるとなれば、さらに狭き門となる可能性もある。佐野が加わったことで、中盤はディエゴ・ピトゥカ、樋口雄太らを含めた分厚い選手層となる。
最終ラインは昌子と植田が軸となるだろう。昌子は怪我で出遅れることとなったが、長いシーズンを見据えれば確実に力になってくれるだろう。昨季32試合に出場した関川郁万が控える陣容は、優勝候補と比べても決して見劣りしない。
荒木遼太郎や知念、関川といったあたりの出場機会が心配になるほど、戦力としては充実している。2年目の岩政政権の采配がカギを握ることは間違いない。新たな鹿島を作るためにも、今季は勝負の年になるはずだ。
【了】