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北海道コンサドーレ札幌
例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、各クラブはどのように変化したのだろうか。1月下旬に掲載した「補強評価」では全18クラブの昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けしたが、今回は戦力を総合的に比較して5段階で格付けする。
昨季順位:10位
総合評価:D
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ミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制は6年目を迎えた。4位に食い込んだ初年度を除けば、北海道コンサドーレ札幌は中位に留まり続けている。今季は高嶺朋樹とガブリエル・シャビエルが抜けた穴をどう埋めて、上積みを作っていくかがポイントになりそうだ。
最終ラインにはU-22日本代表の馬場晴也、中盤にはヴィッセル神戸から小林祐希を獲得したことで、両ポジションを兼務していた高嶺の穴を埋めた。19年までの5年間で守護神を務めたク・ソンユンの復帰は、危機管理という意味でも、ポジション争いの激化という意味でもプラスに働くはずだ。
興梠慎三とシャビエルが抜けた攻撃陣の再編は課題だ。サンフレッチェ広島から浅野雄也、順天堂大学から大森真吾が加入したが、実績面だけで見ると心許ない。昨季は怪我に苦しんだ小柏剛や2年目のキム・ゴンヒらが活躍できなければ、苦しい台所事情になる可能性もある。
長期離脱からの復帰を目指す深井一希や駒井善成も、長いシーズンを見れば間違いなく必要なピースとなる。的確かつ手堅い補強という印象を受けるが、昨季から大幅にパワーアップしたかと言われれば疑問符が付く。目標に到達するには、主力の活躍と若手の成長が必須となる。
【了】