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絶好調! 欧州で輝く日本人ベストイレブン。このままサッカー日本代表のスタメンにしたい11人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


遠藤航(えんどう・わたる)
生年月日:1993年2月9日
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:17試合3得点1アシスト
日本代表通算成績:48試合2得点2アシスト

 FIFAワールドカップカタール2022でも活躍した男は、今季も中盤の要として、そしてキャプテンとしてシュツットガルトを牽引。先日行われたブンデスリーガ第17節のホッフェンハイム戦では観る者を驚愕とさせるようなミドルシュートを突き刺しただけでなく、デュエル勝率「82%」という驚異的なスタッツを記録するなど、フル稼働が続く中でも疲労の影響を感じさせることなく、高いパフォーマンスレベルを維持している。

 シュツットガルトでの1シーズンにおけるリーグ戦最多得点記録は昨季の「4」だったが、今季はすでに3得点を奪取。キャリアハイを更新する可能性は高い。また、デュエル勝利数も相変わらず多く、ここまで229回でチームトップにいることはもちろん、全体でみても若いジュード・ベリンガム(288回)やクアディオ・コネ(244回)らに次ぐ5位という好順位につけている。


【写真:Getty Images】

鎌田大地(かまだ・だいち)
生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:16試合7得点5アシスト
日本代表通算成績:27試合7得点3アシスト

 FIFAワールドカップカタール2022では期待に応えるようなパフォーマンスを発揮できなかったが、所属するフランクフルトでは絶好調だ。今季ブンデスリーガではここまで16試合に出場し、7得点を記録。これはフランクフルト加入後、キャリアハイの成績だ。さらにチャンピオンズリーグ(CL)でも6試合で3得点と十分な結果を残し、ベスト16入りに貢献している。

 オリバー・グラスナー監督の元、昨季まではシャドー起用がほとんどだったが、今季はポジションを下げてボランチでの起用がメインとなっている。状況に応じて的確にパスを捌くプレーはもちろん、タイミングの良い3列目からの攻撃参加も光っており、それがゴールに多く関与できている要因となっている。フランクフルトとの契約は今年6月末までとなっており、すでにビッグクラブ移籍の噂もある。今後の活躍、そして去就から目が離せない。


【写真:Getty Images】

久保建英(くぼ・たけふさ)
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:16試合3得点3アシスト
日本代表通算成績:23試合1得点0アシスト

 キャリア最高のシーズンを過ごしていると言っても過言ではないだろう。今季レアル・マドリードからレアル・ソシエダに移籍した日本人レフティーは、早くも中心的存在となっている。リーグ戦ですでに3得点3アシストとキャリアハイのペースで結果を残しているだけでなく、以前まで課題とされていた守備面でも大きく貢献しており、イマノル・アルグアシル監督からも非常に高い評価を受けている。

 ポゼッションを基本とするソシエダには圧倒的な個こそないが、ダビド・シルバを筆頭に選手全員の技術レベルや判断力、ポジショニングセンスが抜群に高く、ボールがスムーズに動く。そのため、単独でのドリブル突破などよりもコンビネーションプレーに強みがあるこのレフティーは、非常に快適にプレーし、持ち味を遺憾無く発揮することができている。マジョルカやヘタフェでの経験ももちろん無駄ではないが、やはりソシエダが理想的なクラブと言えそうだ。

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