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Jリーグ補強評価ランキング【サンフレッチェ広島】手応えの証? 藤井が抜けた右サイドはどうなる

シリーズ:Jリーグ補強評価ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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サンフレッチェ広島

 例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、果たしてどのクラブが最もパワーアップに成功したのだろうか。全18クラブの補強を精査して相対的に評価し、昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けする(情報は1月29日時点)。


補強評価:C
昨季順位:3位


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 正GKの地位を掴んだ大迫敬介、ベテラン林卓人と川浪吾郎に加え、J3やJ2で正GK経験の長い田中雄大を獲得し、GKは盤石な4人体制となった。3バックも昨季の中心が残ったが、野上結貴と今津佑太が抜けた。昨季終盤に出場機会を増やした住吉ジェラニレーション、大卒ルーキーの山﨑大地と中野就斗の台頭に期待する形だ。昨年11月に膝を手術した荒木隼人の状態が不安視されるが、陣容として大きな不安はないだろう。

 中盤も昨季の軸が残っており、ツエーゲン金沢で経験を積んだ松本大弥は今季のブレイク候補だ。若手だけではなく、ベテランの柴﨑晃誠と青山敏弘までバラエティ豊かな選択肢をミヒャエル・スキッベ監督は持つこととなる。

 右サイドを制圧していた藤井智也が鹿島アントラーズに移籍し、左サイドのスペシャリスト志知孝明が加わった。左サイドは強烈な左足を持つ東俊希が怪我から復帰すれば、高いレベルでの競争が生まれるだろう。柏好文は右を主戦場とする可能性が高く、両サイドをめぐる競争には注目だ。

 最前線は今季も3人の外国籍選手が争うことになるだろう。ナッシム・ベン・カリファ、ドウグラス・ヴィエイラ、ピエロス・ソティリウのそれぞれが持つ特徴が広島のFW像に適応すれば、破壊力は増す。鮎川峻が台頭すれば、3人とはまた異なる攻撃をチームにもたらす。

 スキッベ監督は昨季同様に若手の成長を促しながらシーズンを戦うことになりそうだ。昨季よりプラスなのは新たな外国籍選手がいないことで、就任2年目の迎える今季はスタイルのさらなる深化が見られそうだ。補強評価としては決して高くないが、それは昨季からの継続に手応えを感じている証でもある。

サンフレッチェ広島 移籍情報2022/23 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退

【了】

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