チェルシー(イングランド)
【写真:Getty Images】
リーグ順位:10位
今季リーグ成績:8勝5分7敗
ロマン・アブラモビッチ前オーナーが退任したチェルシーは、トッド・ベーリー新オーナーの下で変革期を迎えている。
トーマス・トゥヘル前監督を移籍市場閉幕直後に解任すると、今季ブライトンで成熟したサッカーを展開していたグレアム・ポッター監督を招聘。ポッター監督は流動的なサッカーを展開する指揮官であり、スウォンジーやブライトンでも就任直後は自らのサッカーを植え付けることに苦戦していた。それはチェルシーでも同様であり、現時点では10位とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内から大きく遠のいている。
今冬にチェルシーはブノア・バディアシルやミハイル・ムドリクらを積極補強。ポッター監督の下で迎えた初の移籍市場でチームのスタイルに合った選手を獲得し、チームの強化を進めている。特に大きな影響がありそうなのがバディアシルの獲得だ。それまでのレギュラークラスだったカリドゥ・クリバリとトレボ・チャロバーはビルドアップの際の状況判断に難点があり、ポッターサッカーで重要な縦パスが入らないことも多かった。これがバディアシルの加入によって改善される可能性が高く、一先ずはどん底から抜け出せそうだ。