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Jリーグ補強評価ランキング【アビスパ福岡】痛すぎる退団…。駒不足? 得点力不足解消なるか

シリーズ:Jリーグ補強評価ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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アビスパ福岡

 例年よりも長いオフを経て、明治安田生命J1リーグは2月17日に開幕を迎える。オフの間に去る選手もいれば、新たに加入した選手もいるが、果たしてどのクラブが最もパワーアップに成功したのだろうか。全18クラブの補強を精査して相対的に評価し、昨季からの変化を5段階(A~E)で格付けする(情報は1月29日時点)。


補強評価:E
昨季順位:14位


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 GK陣には叩き上げの坂田大樹がいわきFCから加わり、村上昌謙や永石拓海が中心となる構図は大きく変わらない。センターバックも宮大樹、奈良竜樹、ドウグラス・グローリの3人で4バックにも3バックにも対応できる。昨季31試合に先発した志知孝明の移籍は痛手で、本職左サイドバックは横浜FCから加入した亀川諒史1人に。湯澤聖人と前嶋洋太が争う右サイドバックも昨季以上の活躍が必須となる。

 中盤には前寛之と中村駿という不動のコンビが君臨するが、昨季の中村のように長期離脱があるようだと不安のあるポジションだ。右サイドはジョルディ・クルークスが抜け、FC東京から紺野和也が加入。クロスを特長とする前者からドリブルを武器とする後者に代わることがどのような影響を与えるかに注目しなければいけない。サイドは金森健志、田中達也あたりもいるが、ライバルクラブと比較しても駒不足は否めない。

 得点力不足の解消を狙って獲得したのは、東京ヴェルディでの直近2シーズンで26得点を記録した佐藤凌我だ。昨季10得点と輝いた山岸祐也との連係が構築されれば希望は見いだせる。あとは既存戦力であるジョン・マリとルキアンのクオリティに期待するしかないところがやや苦しい部分でもある。

 守備陣に大きな変化はないので、自慢の堅守は健在だが、サイドの選手層の薄さが致命傷になる恐れがある。佐藤や亀川、紺野の加入は抜けた穴の応急処置に留まっており、既存戦力の底上げがなければ昨季より苦しむことにもなりかねない。

アビスパ福岡 移籍情報2022/23 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退

【了】

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