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2023年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回は名門バルセロナが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
MF:フィリペ・コウチーニョ(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月12日
在籍期間:2018年1月~2019年8月、2020年8月~2022年1月
バルセロナ通算成績:106試合25得点14アシスト
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リバプールで凄まじい活躍を見せたフィリペ・コウチーニョは、2018年1月にバルセロナへ移籍。ボーナスを含めて最大1億4200万ポンド(約214億5000万円)という当時のクラブ史上最高額でバルサの一員となった。
しかし、バルサではリバプール在籍時にみせた切れ味鋭いドリブルや決定機を生み出すラストパス、さらに代名詞となっていた左45度からの強烈なミドルシュートをなかなか見せることが出来ず。加入した2017/18シーズンはリーグ戦18試合で7得点6アシストという結果を残したが、翌シーズンはリーグ戦34試合に出場しながらも5得点2アシストに終わってしまった。
その後、2019年夏にバイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍に出され、2020年夏にバルサに復帰するも、同年12月に左ひざの外側半月板を負傷。約8ヵ月間の長期離脱を強いられてしまい、20/21シーズンを棒に振ってしまった。翌シーズンには復帰を果たしたが、既に放出候補となっていたコウチーニョにはチーム内で居場所がなく、2022年1月にアストン・ビラへレンタル移籍すると今夏に完全移籍。ほとんど何も出来ぬままバルサを去ることとなった。