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湘南ベルマーレの新体制発表会が14日に平塚市のひらしん平塚文化芸術ホールで行われた。注目を集めた新加入選手の1人が、昨年のカタールワールドカップ韓国代表メンバーにも選ばれたソン・ボムグン。韓国の強豪・全北現代の正GKを務めた25歳は、なぜJリーグ行きを決めたのだろうか。(取材・文:加藤健一)
湘南ベルマーレに加わった194cmのGK
湘南ベルマーレの新体制発表会の前半に今季の新加入選手5人が登壇した際、最前列左にひときわ大きな男が立っていた。向かって右隣りに立つ山下敬大も身長184cmと大柄だが、それよりも一回り大きい。
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イベント後の囲み取材で近くに立つと、その大きさはさらに際立つ。「小さいときはあまり大きくなかったんですけど、高校、大学に上がって大きくなりました」というソン・ボムグンの身長は194cm。GKを始めた小学6年生のときにはすでに168cmあったという。それでも当時の同年代のGKと比較すると、それほど大きいというわけでもないそうだ。
湘南ベルマーレのゴールマウスは谷晃生が昨季までの3年間守ってきたが、保有元のガンバ大阪へ復帰することとなった。湘南にとっては大きな痛手だが、完全移籍で加入したソン・ボムグンは正GK候補として大きな期待を背負っている。
Jリーグではキム・ジンヒョン、チョン・ソンリョンら韓国人GKが活躍してきた。ソン・ボムグンは「本人の努力が活躍の一番の理由」と前置きしたうえで、「フィジカル面の有利」が韓国人GKにはあるという。
「(自分は)フィジカルの強さが自分の売りで、空中戦も得意。その中でも落ち着いたプレーもできる。攻撃的なプレー、ビルドアップの質も特徴なので、それを出していきたい」