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え? なぜ? オランダでピッチ内に大量のぬいぐるみが投げ込まれる! 異様な光景の理由とは

シリーズ:英国人の視点 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



アウェイサポーターが大量のぬいぐるみを…

 現地時間15日に行われたエールディビジ第16節のエメン対カンブールで、ピッチ内に大量のぬいぐるみが投げ込まれるという異様な光景が見られた。



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 それは14分のことだった。敵地に駆けつけた多くのカンブールサポーターが、突如としてぬいぐるみを一斉にピッチへと放ったのである。これにより、試合は一時中断することになった。

 しかし、ぬいぐるみの回収にあたったスタッフは、そのカンブールサポーターに向けて感謝の意を表すように拍手。さらにスタジアム全体も拍手に包まれた。一体、どういうことなのだろうか。

 複数のオランダメディアによると、先週にエメンのサポーター協会で役員も務めるマイケルさんという有名なエメンサポーターの娘シャニアちゃんが、14歳の若さでこの世を去ってしまったとのこと。そこでカンブールサポーターは“14分”にマイケルさんを励ますために、大量のぬいぐるみをピッチ内へと投げ込んだのだ。

 さらにカンブールサポーターは、マイケルさんとシャニアちゃんへのメッセージが書かれた横断幕を掲げ、You’ll Never Walk Aloneを大合唱し、大切な宝物を失ってしまったマイケルさんを励ましたという。

 一見すると異様な光景は、スポーツの、そしてサッカーの素晴らしさが詰まった光景だった。

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