フランクフルト(2021/22シーズン)
フランクフルトの基本フォーメーション(2021/22シーズン)
監督:オリバー・グラスナー
ブンデスリーガ成績:11位
DFBポカール成績:1回戦敗退
EL成績:優勝
日本人選手:長谷部誠、鎌田大地
2021/22シーズンのフランクフルトはブンデスリーガで11位フィニッシュ、DFBポカールでは3部のワルトホフ・マンハイムに0-2と完敗し1回戦敗退と、国内で思ったような結果を残せなかった。しかし、ヨーロッパリーグ(EL)の舞台ではバルセロナやウェストハムを破るなど快進撃を続け、全試合無敗で前身のUEFAカップ時代から実に42年ぶりの優勝を果たすことになった。
そんなフランクフルトでは2人の日本人選手が活躍した。鎌田大地と長谷部誠だ。鎌田は前半戦こそ不調に喘いだが、徐々にパフォーマンスレベルを高め、2シャドーの一角として他クラブの脅威となった。とくにELでの活躍ぶりは目を見張るものがあり、13試合で5得点1アシストをマークしている。クラブが欧州の舞台で「最強」の称号を得たのは、間違いなく鎌田の力が大きかった。
大ベテランの長谷部は絶対的な主力というわけではなかったが、ここぞという場面でさすがの仕事ぶりを発揮。とくにEL決勝、レンジャーズ戦では、0-1という難しい展開の中で途中出場し、デュエル勝率100%を叩き出す(データサイト『Opta』を参照)など、圧巻のパフォーマンスを披露した。長谷部もまた、フランクフルトがEL王者としてその名を残す上で、不可欠なピースだった。