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大失態! 冬の海外移籍で失敗した日本人選手5人。欧州の環境への適応に苦しんだ実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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2023年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグは春秋制ということもあり、これまで多くの日本人選手が冬の移籍市場で海外移籍を果たしている。その一方で欧州のチームはシーズン途中なため適応に苦しむケースも多い。今回は、冬の海外移籍で失敗した5人の日本人選手を厳選して紹介する。


FW:大久保嘉人(おおくぼ・よしと)

【写真:Getty Images】

生年月日:1982年6月9日
移籍先:ヴィッセル神戸→ヴォルフスブルク(ドイツ)
移籍日:2009年1月3日
移籍金:200万ユーロ(約2.4億円)


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 セレッソ大阪でプロデビューを飾った大久保嘉人は、後にJ1最多得点記録を更新することからもわかるように、Jリーグで数多くのゴールを決めてきた。しかし、2度に渡る海外移籍は成功したとは言い難い。

 特に難しかったのが2009年1月の自身2度目となる海外移籍だ。長谷部誠も所属していたヴォルフスブルクに2008/09シーズンの後半戦から加入も、エディン・ジェコとグラフィッチの不動の2トップを前にベンチを温める日々が続いた。同シーズン、ヴォルフスブルクはクラブ史上初めてブンデスリーガを制覇し、長谷部とともに優勝を経験したが、同リーグでのスタメン出場はわずか1試合に留まった。Jリーグ時代と打って変わって得点も0に終わっている。

 予想以上に出場機会を得られなかったことや、1年後に迫る南アフリカワールドカップに向けて大久保はわずか半年でのヴィッセル神戸復帰を決断した。結果的に2度目の海外移籍は短期間で幕を閉じ、失敗と言わざるを得ない挑戦となってしまった。

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