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Jリーグ 2年前

名古屋グランパスが育てた最高傑作5人。吉田麻也、藤井陽也…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:矢田旭(やだ・あさひ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1991年4月2日
在籍期間:2014年2月〜2017年7月
通算成績:94試合6得点10アシスト

 矢田旭は中学時代に名古屋グランパスの下部組織に加入した。U-15やU-18では司令塔としてチームを牽引する活躍を見せていたがトップチームへの昇格は叶わず、明治大学へ進学。卒業後の2014年に再び名古屋に加入し、同年シーズンのリーグカップ(当時ヤマザキナビスコカップ)・グループリーグ第1節のヴァンフォーレ甲府戦でトップチームデビューを果たした。

 優れた攻撃センスを持つ矢田は、西野朗監督の下で2014シーズン後半からスタメンに定着。左足でボールを自在に操り、抜群のパススキルでチャンスを演出した。翌シーズンには不動の存在となりJ1リーグ戦全試合に出場している。

 しかし、2015シーズン終了後に西野監督が退任すると、2016シーズンに就任した小倉隆史新監督の下では出場機会が減少。同年8月の小倉監督の解任に伴いボスコ・ジュロヴスキー氏が後任監督となって以降は、ほとんど出番が得られずにチームはJ2降格となった。しかし、矢田は在籍した約3年5ヵ月で公式戦94試合に出場。トップチームで活躍する下部組織出身の選手が少ない名古屋では、最高傑作の1人と呼べるのではないだろうか。

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