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ミランの弱点は…
現地時間8日に行われたセリエA第17節のローマ戦は、ミランにとって今季最も悔やまれるゲームになったと言えるかもしれない。
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ホームゲームとなったミランは30分にピエール・カルルのゴールで先制すると、77分にトンマーゾ・ポベガが追加点。試合を決めたかに思えた。
しかし、87分にロジェール・イバニェスに1点を返されると、アディショナルタイムにタミー・エイブラハムに同点弾を献上。2-2で勝ち点2を落とすことになった。
終盤の2失点は、いずれもセットプレーからだった。このローマ戦がたまたまそうだったわけではなく、今季のミランはあまりにクロスに対する守備が軟弱。チャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦では、コーナーキックのシーンにおいて3回連続でチアゴ・シウバをフリーにし、そこから失点するという、かなりお粗末な対応を見せていた。
シモン・ケアーのコンディションがなかなか上がってこない中、ミランのCBは基本的にカルルとフィカヨ・トモリのコンビだ。彼らはスピードがあり、裏へ抜け出す選手への対応を難なくこなすが、空中戦にはそれほど強くない。もちろん、全てがこの2人の責任にあるとは言わないが、やはりクロスにしっかりと対応するならば、強力なブロックになり得る人材が1枚はほしいところ。スヴェン・ボトマンを逃したダメージが、ここにきてジワジワと響いていると言わざるを得ない。
いずれにせよ、ステファノ・ピオーリ監督は、早急にこの問題を解決する必要がある。セリエA連覇、そしてCLでの躍進を果たすならば。
【了】