FW:宮代大聖
生年月日:2000年5月26日(22歳)
所属クラブ:サガン鳥栖→川崎フロンターレ
2022リーグ戦成績:22試合8得点3アシスト
川崎アカデミー育ちで、10代の頃から点取り屋としてのポテンシャルの高さを評価されてきた宮代大聖。「柳沢敦に似た万能型FW」と将来を嘱望され、久保建英らとともにAFC U-16選手権、FIFA U-17ワールドカップも戦ってきた。
しかし、2018年にトップ昇格した川崎には小林悠やレアンドロ・ダミアンらがいて、試合出場を得られなかった。このため、このため2019年後半戦はレノファ山口、2021年には徳島ヴォルティス、昨季はサガン鳥栖と3度のレンタルを経験。徳島で7点、鳥栖で8点をそれぞれマークして、J1で十分に結果を残せると認められ、ついに川崎で勝負をかけることになった。
今季の川崎は知念慶が鹿島へ移籍。ダミアンも負傷が長引いており、FWがやや手薄になっている。桐蔭横浜大学で実績を残したアカデミー同期の山田新との競争も強いられるが、宮代がエースに躍り出る可能性もゼロではない。
同い年の中村敬斗がオーストリアで今季ブレイクし、上月壮一郎がシャルケとの契約を勝ち取るなど、欧州で活躍している仲間が少なくないだけに、彼も早く遅れを取り戻したいところ。3年後のW杯の挑戦権を得るためにも、今季が正念場だ。