モイセス・カイセド(ブライトン/エクアドル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年11月2日(21歳)
市場価値の増加額:3200万ユーロ(約38.4億円/533.3%UP)
市場価値の変動:600万ユーロ(約7.2億円)→3800ユーロ(約45.6億円)
2022/23リーグ戦成績:16試合1得点1アシスト
昨季までブライトンの中盤を牽引していたイヴ・ビスマの退団に伴う穴は当初不安視されていたが、その心配は無用だったようだ。
カイセドの覚醒は昨季終盤から予感があった。あれだけ放出を拒んでいたビスマを3000万ユーロ(約36億円)にも満たない移籍金で放出したのは、当時監督だったグレアム・ポッターをはじめ首脳陣がカイセドに対して大きな期待を寄せていたからだろう。無尽蔵のスタミナで中盤を駆け回り、あらゆる局面でボール奪取を行う守備力と繋ぎの能力の高さはボールを保持して戦うことを志向するブライトンのサッカーにピタリとハマる。
今季のブライトンの躍進とともに評価を高めたカイセドの市場価値はうなぎ上りだ。シーズン開幕前は600万ユーロ(約7.2億円)だったのが、現在は3800ユーロ(約45.6億円)まで上昇している。その上昇率は533.3%と、『市場価値アップ額ランキングのトップ10』では文句なしの1位だ。先日まで開催されていたカタールワールドカップでも好プレーを連発したエクアドルの新星は移籍市場の注目株でもあり、その市場価値はまだまだ上がりそうだ。