FW:クリスティアン・ヴィエリ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1973年7月12日
在籍期間:1999年7月~2005年7月
通算成績 :190試合123得点22アシスト
主な獲得タイトル:コッパ・イタリア(1回)
キャリアを通じて12のクラブを渡り歩いたクリスティアン・ヴィエリが最も長い期間を過ごしたのがインテルだった。ヴィエリが加入した当時、インテルは長くタイトルから遠ざかっており、在籍した6年間での通算獲得タイトルはコッパ・イタリアの1回のみ。タイトルこそ恵まれなかったが、190試合で123ゴールと得点を量産しており、ヴィエリ自身も最も選手として調子の良い期間を過ごしたと言っても過言ではない。
パワーとテクニック、そして頭の良さを兼ね備えたこのストライカーは、当時の史上最高額の移籍金で99年夏にラツィオからインテルへとやって来た。加入1年目から公式戦25試合で18ゴールと得点を量産すると、2002/03シーズンに自身初のセリエA得点王のタイトルを獲得。実はこのシーズン、ヴィエリは負傷離脱の影響で出場試合数は23試合に留まっていたが、それを上回る24ゴ―ルを決めたのだった。
驚くべきことにヴィエリは毎シーズンのように負傷に悩まされながらも、在籍した全6シーズン全てで公式戦15ゴール以上を決めている。タイトルこそ恵まれなかったが、通算123ゴールは21世紀ではマウロ・イカルディに次ぐ得点数であり、インテル史上最強と言われた元ブラジル代表FWロナウドとの2トップは破壊力抜群だった。
【了】