MF:エステバン・カンビアッソ(元アルゼンチン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1980年8月18日
在籍期間:2004年7月~2014年8月
通算成績 :431試合51得点33アシスト
主な獲得タイトル:セリエA(5回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、コッパ・イタリア(4回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(4回)、FIFAクラブワールドカップ(1回)
2021年にインテルの殿堂入りを果たしたエステバン・カンビアッソは、史上初めてセリエAで5連覇を達成したネラッズーリ(インテルの愛称)の中盤を牽引する存在だった。決して派手な選手ではなかったが、的確なポジショニングと抜群の安定感はチームを支える背骨のような役割を担っていた。
Bチーム時代から所属していたレアル・マドリードでは絶対的な主力に定着することができなかったが、04年夏に加入したインテルでは加入初年度から不動のレギュラーに定着。怪我も少なく、2006/07シーズン以外の9シーズンはリーグ戦で30試合以上に出場している。
ジョゼ・モウリーニョが監督を務めていた2009/10シーズンにインテルはイタリアのクラブ史上初となる主要大会三冠を達成している。その中でのカンビアッソの働きは見事で、中盤のダイヤモンドのアンカーで相手のキーマンをことごとく封じた。また、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、チェルシー戦で決めた見事なボレーシュートは、彼のキャリアで最も有名なゴールとしても知られている。