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日本代表 2年前

サッカー日本代表歴代スタメン&フォーメーション。名将たちが導き出した最適な布陣は?【後編】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ヴァイッド・ハリルホジッチ

0618Japan2017
基本フォーメーション(ワールドカップアジア最終予選・オーストラリア代表戦<2017年8月31日>)

在任期間:2015年3月~18年4月
主な戦績
2015年 EAFF東アジアカップ:4位(2分1敗)
2017年 EAFF E-1サッカー選手権:2位(2勝1敗)

 ハビエル・アギーレの解任を受けて、日本サッカー協会はヴァイッド・ハリルホジッチ監督を迎えた。パリ・サンジェルマンやコートジボワール代表、アルジェリア代表などを率いた経験豊富な指揮官だった。

 ハリルホジッチはデュエルの強さと縦へ速い攻撃を日本代表に持ち込んだ。システムは4-2-3-1が多かったが、相手によっては4-1-4-1の並びで守備的に戦うことも辞さない。そのスタイルに合う井手口陽介、山口蛍、原口元気らが積極的に起用され、本田圭佑や岡崎慎司といった主力がベンチに置かれることもあった。

 ワールドカップ予選は初戦にシンガポール代表に引き分けるという波乱のスタートだったが、なんとか巻き返した。アウェイで行われた2016年10月のオーストラリア代表戦では守備に偏重した戦術で戦い、批判を浴びている。それでも、ホームではオーストラリア代表に勝利し、1試合を残して本大会出場権を獲得している。

 しかし、本大会が近づくにつれ、チームに暗雲が立ち込める。17年11月の欧州遠征でブラジル代表とベルギー代表に敗れたところまでは想定内だったが、国内組で臨んだ12月のEAFF E-1サッカー選手権で韓国代表に1-4と惨敗。ワールドカップを3か月後に控えた親善試合ではマリ代表とウクライナ代表に勝てなかった。

 これを重く見た日本サッカー協会は4月にハリルホジッチを解任する。田嶋幸三会長は「選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄れた」ことを解任の理由に挙げた。

●基本フォーメーション(ワールドカップアジア最終予選・オーストラリア代表戦<2017年8月31日>)

▽GK
1 川島永嗣

▽DF
19 酒井宏樹
22 吉田麻也
3 昌子源
5 長友佑都

▽MF
17 長谷部誠
18 浅野拓磨
16 山口蛍
2 井手口陽介
14 乾貴士

▽FW
15 大迫勇也

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