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サッカー日本代表で「反町監督もあるのではないか」。後任監督未だ決まらず、来年3月に凱旋試合

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



サッカー日本代表、来年3月に「反町監督」も!?

 日本サッカー協会(JFA)は23日、各カテゴリー日本代表の2023年スケジュールを発表した。



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 カタールワールドカップでベスト16に入ったサッカー日本代表(A代表)は、3月23日に国立競技場でキリンチャレンジカップ2023を行う。これが凱旋試合であり新体制の初陣にもなる。だが、対戦相手だけでなくチームの指揮を執る監督も決まっていない状況だ。

 グループステージでドイツ代表やスペイン代表を破り、日本代表を決勝トーナメント進出に導いた森保一監督とは大会後に契約満了を迎える。上野優作コーチがJ3のFC岐阜で監督就任が発表されるなどコーチ陣の新天地が決まっていく中、森保監督の続投か交代かは決まらないまま年をまたぐことになりそうだ。

 23日に記者会見を行った反町康治技術委員長は、日本代表の後任監督選びについて「なるべく早い段階で発表にこぎつけたい」と述べた。

 過去には2010年の南アフリカーワールドカップ直後、同年9月の2試合で当時の技術委員長だった原博実氏が暫定監督として日本代表を率いたこともあった。ただ、この時は前月にアルベルト・ザッケローニ監督の就任が決まっていたものの就労ビザの取得が間に合わなかった事情があり、もし来年3月の試合で指揮官不在となれば異例の事態となる。

 反町技術委員長は「(監督が決まらなければ)『反町監督』もあるのではないかと思いますが、そういうことをないようにするのが私の仕事。なるべく早く、いい形で報告できるようにしたいと思っています」と、最悪の事態を避けるべく努力を続ける姿勢を示した。

 現在は技術委員会が中心となり、カタールワールドカップの総括とともに森保監督の続投や外国人新監督の招へいなど様々な選択肢が議論されていると見られる。森保監督自身はワールドカップ後のメディア出演時などにJFAから続投オファーがあれば応じる考えを明かしている。

 なお、3月以降の日本代表の対戦相手は全て未定となっている。来年11月には早くも2026年のワールドカップに向けたアジア2次予選が始まる予定で、再来年1月にはAFCアジアカップが開催される方向で調整が進んでいる。

 そんな中、反町技術委員長は「強い相手と(試合を)することによって成果と課題がたくさん挙がってくると思いますので、なるべく我々よりもランクが上のチームとマッチメイクできるように努力していきたい」と語った。

 22日に発表された最新のFIFAランキングで日本代表は20位となっている。今後の日本代表を託す監督を選ぶと同時に、まずは来年3月の2試合に向けた対戦相手探しも進めていかなければならない。通常ならば監督の意向も反映されるが、反町技術委員長は「3月の活動に関しましては、どちらかというと我々(技術委員会)主導で対戦国でマッチメイクする」という意向を示した。

▽サッカー日本代表の2023年スケジュール(2022年12月23日時点)

3月23日(木) キリンチャレンジカップ2023(国立競技場/東京)
3月23日(火) キリンチャレンジカップ2023(ヨドコウ桜スタジアム/大阪)
6月15日(木) キリンチャレンジカップ2023(豊田スタジアム/愛知)
6月20日(火) キリンチャレンジカップ2023(パナソニックスタジアム吹田/大阪)
9月4日(月)〜12日(火) 海外遠征(未定)
10月12日(木) 国際親善試合(デンカビッグスワンスタジアム/新潟)
10月17日(火) 国際親善試合(ノエビアスタジアム神戸/兵庫)
11月16日(木) FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選(パナニックスタジアム吹田/大阪)
11月21日(火) FIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップ2027予選(未定 ※アウェイ)
12月 トレーニングキャンプ(高円宮記念JFA夢フィールド/千葉)

(取材・文:舩木渉)

【了】

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