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史上初の主将としてW杯連覇の偉業達成へ。ロリス「フランスの歴史に残る試合になる」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


フランス代表主将ウーゴ・ロリス、史上初の偉業達成なるか

 フランス代表の連覇は叶うだろうか。現地18日にカタールワールドカップの決勝が行われ、フランス代表はアルゼンチン代表と対戦する。



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 試合に先立って17日の公式記者会見に出席したフランス代表のGKウーゴ・ロリスは「全員がアルゼンチン代表と対戦することを楽しみにしている」と述べる。そのうえで「ワールドカップ決勝でどこと対戦することになろうと素晴らしいが、アルゼンチン代表なら特に魅力的だ。この試合はフランスの歴史に残るものになるだろう」と、自身2度目の大舞台に向けて意欲を燃やしていた。

「このワールドカップで、できるだけ遠くまでいこうという目標を持って戦い始めたが、最初は僕たちのことを信じてくれる人なんてほとんどいなかった。前回の決勝から4年経ち、僕たちはまた決勝に臨む。勝つためにシュートを止め、全ての力を引き出すつもりだ」

 ロリスには偉大な記録もかかっている。もしチームキャプテンとしてワールドカップ連覇を達成すれば、サッカー史上初の偉業になる。

 過去に3人が同じようにキャプテンとして連覇を目指したが、その度に失敗してきた。

 西ドイツ代表のカール=ハインツ・ルンメニゲは1982年と1986年に2大会連続で決勝に挑んだが、どちらも敗れて準優勝に。1986年大会で優勝を果たしたアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナは、続く1990年大会でも決勝に進出したものの、西ドイツ代表に敗れて連覇ならず。

 ブラジル代表のドゥンガも1994年大会で優勝したのち、1998年大会で連覇を目指したものの、決勝で開催国フランス代表に屈して夢敗れた。ロリスはルンメニゲ、マラドーナ、ドゥンガといったレジェンドたちを超えることができるだろうか。

 ピッチ上で最大の障害となるのは、もちろんアルゼンチン代表の絶対的エース、リオネル・メッシだろう。「アルゼンチンは常にワールドクラスの選手を輩出してきた。その最もいい例がマラドーナであり、今はメッシがいる。彼らはサッカー界のレジェンドだ」とロリスは言う。

 しかし同時に「僕たちはメッシがサッカー史の中でどんな意味を持つ選手か知っているが、今回はフランス代表とアルゼンチン代表の戦いだ」と、あくまでチーム同士の争いであることも強調する。

「両チームに素晴らしいクオリティを持った選手が何人もおり、アルゼンチン代表は非常に優れたライバル。いい試合になることを楽しみにしている」

 フランス代表がメッシ擁するアルゼンチン代表を打ち破った時、ロリスは偉大なキャプテンとしてサッカー史に名を刻むことになる。35歳の守護神がゴール前でどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。

【了】

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