ポルトガル代表 0-1 モロッコ代表
準々決勝 12月10日24時キックオフ
ベルギー代表やクロアチア代表が同居するグループFを首位通過したモロッコ代表は、スペイン代表をPK戦の末に破って準々決勝に駒を進めた。そして、今大会屈指のタレント集団だったポルトガル代表にも素晴らしい戦いを見せている。
試合は立ち上がりからポルトガル代表がボールを握る時間が続いたが、モロッコ代表はコンパクトな4-3-3の守備ブロックを敷き、技術力の高い2列目の選手を活かしたロングカウンターで対抗していった。そして42分、左サイドからのクロスをユセフ・エン=ネシリが頭で合わせて、モロッコ代表が先制した。
その後は我慢比べだった。前半終了間際にブルーノ・フェルナンデスのシュートがポストを叩き、58分にはゴンサロ・ラモスがフリーでヘディングシュートを放つも枠外へ。ポルトガル代表は51分にクリスティアーノ・ロナウドを入れて前線の人数を増やすが、モロッコ代表の牙城は堅かった。
ポルトガル代表は守備の要でもある主将・ロマン・サイスが負傷し、62分にピッチを後にする。その後はDFの枚数を増やしてポルトガル代表の攻勢を凌ぎ、見事な勝利を収めた。最後は意地で守り抜いたモロッコ代表は、アフリカ勢初のベスト4という快挙を成し遂げている。
【得点者】
42分 ユセフ・エン=ネシリ(モロッコ)