イングランド代表 1-2 フランス代表
準々決勝 12月10日28時キックオフ
優勝候補同士の一戦は最後まで勝敗が分からない白熱した一戦となった。スコアを最初に動かしたのはフランス代表で、オーレリアン・チュアメニが短い助走から右足を振り抜き、強烈なミドルシュートをここしかないという左隅の一角に沈めた。
イングランド代表もシュートチャンスを作るが、GKウーゴ・ロリスのビッグセーブや、アントワーヌ・グリーズマンらの献身的な守備に阻まれる。それでも52分に、ブカヨ・サカが倒されてイングランド代表がPKを獲得。これをハリー・ケインが沈めて試合を振り出しに戻した。
しかし、フランス代表が再びリードに成功する。グリーズマンが左サイドからクロスを入れると、ゴール前でオリビエ・ジルーが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
リードもつかの間、イングランド代表は同点の絶好機を作り出す。ジュード・ベリンガムのミドルパスに反応したメイソン・マウントが倒されてイングランド代表が再びPKを獲得する。しかし、ケインのキックは上に外れてしまう。後半アディショナルタイムにはゴール正面でFKを獲得するも、マーカス・ラッシュフォードのキックはゴールのわずか上。流れの中から失点を許さなかったフランス代表が優勝候補の直接対決を制した。
【得点者】
17分 オーレリアン・チュアメニ(フランス)
54分 ハリー・ケイン(イングランド)
78分 オリビエ・ジルー(フランス)