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フランス代表、アルゼンチン代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション【W杯決勝戦】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


DMF:オーレリアン・チュアメニ(背番号8)
生年月日:2000年1月27日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
代表通算成績:20試合2得点0アシスト
カタールW杯成績:6試合1得点0アシスト

 現在のフランス代表で替えが効かない選手の1人と言っていいだろう。それを証拠に、今大会ではここまでチーム内唯一の全試合スタメン出場を果たしている。16日のトレーニングは腰の打撲により別メニュー調整となっていたが、アルゼンチン代表戦の前日練習には問題なく参加できた模様。このままいけば、カタールワールドカップでの全試合スタメン出場を達成することになりそうだ。

 豊富なスタミナと危機察知能力の高さを武器に広範囲をパトロールし、力強いボール奪取で最終ラインを助けるプレーが大きな持ち味。守から攻へと切り替わった後のパスの繋ぎや展開力も光っており、常に中盤のクオリティーを高いレベルで維持し続ける。モロッコ代表戦でも安定したパフォーマンスを披露して2-0完封勝利に貢献と、その評価は高まるばかりである。


【写真:Getty Images】

DMF:アドリアン・ラビオ(背番号14)
生年月日:1995年4月3日
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
代表通算成績:34試合3得点2アシスト
カタールW杯成績:5試合1得点1アシスト

 良い意味で期待を裏切っている選手の1人だ。4年前、ロシアワールドカップメンバーから落選し、予備登録メンバー入りを拒否して話題を呼んだ男は、今大会ここまで予想以上のパフォーマンスを披露してディディエ・デシャン監督の起用に応え続けている。ポール・ポグバとエンゴロ・カンテという重要な2人が不在となった影響を、今のところ感じさせていないと言っていいだろう。

 とにかくよく働く。鋭い出足でセカンドボールをことごとく回収すれば、推進力のあるドリブルを発揮してゴール前までボールを運んでいく。守備にそれほど加わらないキリアン・エムバペの背後のスペースも的確にカバーするなど、中盤の強度とバランスを見事に保っている。体調不良のため準決勝のモロッコ代表戦を欠場したが、その後無事に回復。決勝戦でスタメン復帰するだろう。


【写真:Getty Images】

AMF:アントワーヌ・グリーズマン(背番号7)
生年月日:1991年5月21日
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
代表通算成績:116試合42得点36アシスト
カタールW杯成績:6試合0得点3アシスト

 この背番号7がいるといないとでは、フランス代表は別のチームになる。そう表現してもいいだろう。ポール・ポグバが不在の中、視野の広さと豊富なアイデア、繊細なキックを武器にゲームメイクとチャンスメイク両方の役割を担っており、攻撃陣を活性化し続けている。ここまでのキーパス数21本は、リオネル・メッシら多くの実力者を上回り、大会トップの成績となっている。

 攻撃面もさることながら、守備面での貢献度も抜群に高い。攻守の切り替えを誰よりも素早く行い、チャンスと見れば積極果敢に体を投げ出してボールを奪いにいく。自陣深い位置まで全力で戻り、体を張ってディフェンスラインをフォローすることも決して厭わない。改めてその凄さを証明するような今大会になっていると言っても過言ではなく、決勝戦でもその働きに期待がかかる。

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