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【写真:Getty Images】
RSB:ジュール・クンデ(背番号5)
生年月日:1998年11月12日
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
代表通算成績:17試合0得点1アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点0アシスト
グループリーグ第1節のオーストラリア代表戦で右サイドバックとして先発出場したのは、ロシアワールドカップ優勝メンバーの1人であるバンジャマン・パバールだった。しかし、この試合における同選手のパフォーマンスはディディエ・デシャン監督にとって納得できるものではなかったようで、デンマーク代表との2戦目以降はこの背番号5が右SBのファーストチョイスとなっている。
反対サイドのテオ・エルナンデスが攻撃的に出る分、この男は守備に重きを置いている。今大会では5試合を消化したが、大きな穴になるようなことはなく、準決勝モロッコ代表戦では後半アディショナルタイムにアブデルラザク・ハムダラーのシュートをゴールラインぎりぎりでブロックするというファインプレーも見せた。アルゼンチン代表戦でも、しっかりと右サイドに蓋をしたい。
【写真:Getty Images】
CB:ラファエル・ヴァラン(背番号4)
生年月日:1993年4月25日
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
代表通算成績:92試合5得点1アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点0アシスト
コンディション面の問題で出番がなかったグループリーグ第1節のオーストラリア代表戦を除く全試合で先発出場を果たしている世界屈指の守備職人だ。体調不良によって16日のトレーニングをパスしたことで心配されたが、翌17日のトレーニングには無事参加できたとのこと。アルゼンチン代表とのファイナルでも、スターティングメンバーにその名を連ねることが濃厚だ。
守備能力の高さはさすがで、191cmという抜群の高さを武器にした空中戦の強さ、その巨体からは想像できないほどのスピード、危機察知の速さからくるクレバーな対応で数多くのストライカーを悩ませてきた。また、準決勝のモロッコ代表戦では精緻なスルーパスで先制点のきっかけを生むなど、攻撃面でも存在感を誇示。連覇のためにはこの男のハイパフォーマンスは欠かせないだろう。
【写真:Getty Images】
CB:ダヨ・ウパメカノ(背番号18)
生年月日:1998年10月27日
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
代表通算成績:11試合1得点0アシスト
カタールW杯成績:4試合0得点0アシスト
ウィリアム・サリバ、イブラヒマ・コナテ、アクセル・ディサシというライバルを差し置き、今大会におけるラファエル・ヴァランの相棒にチョイスされている24歳。モロッコ代表との準決勝は体調不良のためコナテに先発の座を譲ったものの、16日のトレーニングで復帰を果たしているため、連覇をかけて戦うアルゼンチン代表との決勝戦ではスタメンに入る可能性が高い。
準々決勝のイングランド代表戦ではアグレッシブかつパワフルな守備でブカヨ・サカを潰し、先制ゴールへと繋がるカウンターのキッカケを作った。ただ、全体的には世界最高峰のFWであるハリー・ケインへの対応に苦労した印象が否めず、あわやPK献上というギリギリのプレーを見せることもあった。決勝ではリオネル・メッシとマッチアップすることが濃厚。どこまで耐えられるか。
【写真:Getty Images】
LSB:テオ・エルナンデス(背番号22)
生年月日:1997年10月6日
所属クラブ:ミラン(イタリア)
代表通算成績:12試合2得点6アシスト
カタールW杯成績:5試合1得点2アシスト
左サイドバックの2番手として今大会に臨んだが、グループリーグ第1節のオーストラリア代表戦で兄のリュカ・エルナンデスが負傷。大会中の復帰が絶望的となったことで、それ以降左サイドのファーストチョイスとなった。16日のトレーニングは膝の打撲のため別メニュー調整となったが、前日練習には参加。アルゼンチン代表との決勝戦への出場はどうやら問題なさそうだ。
自慢の攻撃力はワールドカップという大舞台でも遺憾なく発揮されている。グループリーグでは2アシストを記録し、モロッコ代表との準決勝ではジャンピングボレーで値千金の先制ゴールを奪ってみせた。また、一列前にいるキリアン・エムバペの生かし方も巧く、そのエースとの関係性は相手にとって大きな脅威となっている。決勝戦でも左サイドを大いに活性化してくれるだろう。