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【写真:Getty Images】
RSB:ヨシプ・スタニシッチ(背番号2)
生年月日:2000年4月2日
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
代表通算成績:7試合0得点0アシスト
カタールW杯成績:0試合0得点0アシスト
右サイドバックのヨシプ・ユラノビッチは不動の存在だ。今大会ここまで全試合でフル出場を果たしており、好パフォーマンスを披露。評価はぐんぐんと高まっていて、バルセロナからの興味も噂されるようになった。しかし、そのユラノビッチは負傷のため、モロッコ代表戦前のトレーニングに参加できていない状態が続いているとのこと。3位決定戦での先発入りは難しいかもしれない。
代役はバイエルン・ミュンヘンに所属する22歳のDFとなるだろう。攻撃面で消極的と評されることもあるようだが、センターバックも無難に務めるほど守備は安定している。似たタイプをあげるなら、バイエルンの同僚であるバンジャマン・パバールといったところだ。モロッコ代表の攻撃陣は曲者揃いだが、ワールドカップ初出場でどんなパフォーマンスを見せるか注目である。
【写真:Getty Images】
CB:ヨシプ・シュタロ(背番号24)
生年月日:2000年2月28日
所属クラブ:ディナモ・ザグレブ
代表通算成績:3試合0得点0アシスト
カタールW杯成績:0試合0得点0アシスト
センターバックコンビはベテランのデヤン・ロブレンと若き大器ヨシュコ・グバルディオルが不動。彼らの守備がなければ、クロアチア代表はもっと早くに大会を去っていただろう。しかし、モロッコ代表戦では入れ替えが必要となるかもしれない。今大会ここまで全試合にフル出場しているロブレンがコンディション面に小さな問題を抱え、16日のトレーニングを欠席したようだ。
そんなベテランの代わりにモロッコ代表戦でピッチに立つのは、今年6月にクロアチア代表デビューを果たしたばかりの背番号24となるかもしれない。身長188cmと大柄で対人戦に強く、アグレッシブな守備でピンチの芽を摘み取ることに長けており、足元の技術もまずまず安定している。UEFAネーションズリーグでは、デンマーク代表やフランス代表相手の無失点勝利に貢献していた。
【写真:Getty Images】
CB:ヨシュコ・グバルディオル(背番号20)
生年月日:2002年1月23日
所属クラブ:RBライプツィヒ(ドイツ)
代表通算成績:17試合1得点0アシスト
カタールW杯成績:6試合0得点0アシスト
カタールワールドカップで最も活躍しているセンターバックと言ってもいいだろう。身長185cm・体重81kgの体格を生かした対人守備、非凡なスピードを生かしたカバーリング、優れた危機察知能力を生かしたシュートブロック、左足のキック精度…。もはやすべてが完璧で、これといった穴がない。これでまだ20歳というのだから、ただただ恐ろしい選手である。
準決勝のアルゼンチン代表戦では、まさかの3失点。3失点目のシーンでは、リオネル・メッシのドリブルに翻弄され、止めることができずにフリアン・アルバレスのゴールへと繋げられた。世界最高のレベルを体感する結果となったが、モロッコ代表戦ではその悔しさをバネに再び鉄壁ぶりを発揮したいところ。この若きレフティーの活躍が、3位に輝くためには不可欠だ。
【写真:Getty Images】
LSB:ボルナ・ソサ(背番号19)
生年月日:1998年1月21日
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
代表通算成績:12試合1得点1アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点0アシスト
昨年5月にドイツ国籍を取得し、ドイツ代表入りを目指していたが、FIFAの規約に抵触したため断念。EURO2020(欧州選手権)終了後よりクロアチア代表としての活動をスタートした。今大会では、グループステージの3試合でフル出場。ラウンド16の日本代表戦は体調不良のため欠場となったものの、準々決勝のブラジル代表戦で復帰して110分間プレーした。
そして準決勝のアルゼンチン代表戦でもスタメン入りを果たした。しかし、そのパフォーマンスはお世辞にも良いものとは言えず、攻守においてなかなか効果的なプレーを示せずに前半のみで交代を余儀なくされている。評価を下げたまま大会を去るわけにはいかないため、モロッコ代表戦では高質なキックや粘り強い守備といった持ち味を余すことなく発揮してほしいところ。