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非常に残念…。カタールW杯で輝けなかった名手5人。サッカー日本代表戦士に世界最高のMFも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/無所属)


【写真:Getty Images】


生年月日:1985年2月5日
代表通算成績:196試合118得点43アシスト
カタールW杯成績:5試合1得点0アシスト

 リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドのどちらが世界最高の選手かという議論に正解はない。しかし、“カタールワールドカップにおいて”という条件をつけるならば、やはり前者になるだろう。

 C・ロナウドはグループリーグ第1節のガーナ代表戦で先発出場を飾ると、PKではあるもののゴールを奪い、W杯史上初となる5大会連続ゴールを記録することになった。続くウルグアイ代表戦では、結果としてブルーノ・フェルナンデスの得点になったものの、得点に絡んでおり、まずまずのスタートを切っていた。

 しかし、第3戦の韓国代表戦で不発に終わると、ラウンド16のスイス代表戦で「戦術的理由」により先発落ち。その試合でゴンサロ・ラモスがハットトリックを達成と強烈な存在感を放ったこともあり、続く準々決勝のモロッコ代表戦でもベンチスタートとなった。そしてポルトガル代表はその試合で0-1と敗北。C・ロナウドの5度目のW杯はわずか1ゴールで幕を閉じることになった。

 フィジカルやシュートセンスは健在だが、一歩目の動き出しの遅さは気になるところで、守備面の貢献度もやはり期待はできない。現代サッカーにおいてC・ロナウドのような存在を戦術的に組み込みにくいのは確かで、フェルナンド・サントス監督の決断も理解はできる。もはや絶対的な存在ではなくなった。そう印象付けるような大会になったと言える。


【了】

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