マウリシオ・ポチェッティーノ(アルゼンチン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1972年3月2日
前職:パリ・サンジェルマン監督
昨季まで“スター軍団”パリ・サンジェルマンを率いていたマウリシオ・ポチェッティーノも現在フリーだ。
サウサンプトンをクラブ史上最高位の8位に導いたことが評価されてトッテナムに引き抜かれると、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝を達成した。しかし、タイトルを一つも獲得できないまま19年11月に成績不振で解任された。その後率いたパリ・サンジェルマンではリーグ2連覇を達成もCLと国内カップ戦で結果を残すことができず、2021/22シーズン限りで解任されている。
「4-2-3-1」のシステムを好むポチェッティーノは、前線からハイプレスをかける攻撃的なサッカーを志向している。そのため走るキャラクターではないリオネル・メッシやキリアン・エムバペ、ネイマールらを擁したパリ・サンジェルマンでは、自身が志向するサッカーができたとは言い難い。また若手選手を育成しながらチームを強化することを得意としており、サウサンプトンとトッテナムでは指導した多くの選手が後にイングランド代表をはじめとする代表チームへと巣立っていった。
パリ・サンジェルマンの監督を辞してからも人気のあるポチェッティーノは、ニースやアストン・ヴィラ監督の就任の噂があった中で現在もフリーの状態が続いている。先日『talkSPORT』に登場した際には現在ロンドンで生活していることを明かし、「イングランドにいるのが大好きで、プレミアリーグは最高のリーグだね」と語った。トッテナム時代の忘れ物を取りに行く準備はできている。