16位:田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
生年月日:1998年9月10日(24歳)
市場価値:180万ユーロ(約2.2億円)
大会成績:3試合1得点0アシスト
22/23リーグ戦成績:13試合1得点1アシスト
やはり田中碧は“持ってる”男なのかもしれない。川崎フロンターレのアカデミー出身で、プロ2年目のデビュー戦でいきなりゴールを決めた。海外組を含めたフルメンバーで日本代表初先発となったのは昨年10月のオーストラリア代表戦。最終予選1勝2敗と崖っぷちだった日本代表に決勝ゴールをもたらし、その後、チームは連勝街道を走ることになる。そして記憶に新しいのがカタールワールドカップでのゴールだ。スペイン代表戦では三笘薫の折り返しを膝で押し込み、大金星をもたらしている。
正確なキックに加え、的確なポジショニングと判断力が武器のボランチで、攻撃面で特徴を発揮できる。日本代表では遠藤航、守田英正の後塵を拝しているが、まだ24歳ということもあり、今後のさらなる飛躍が期待される。
川崎フロンターレからデュッセルドルフに移籍したのは昨夏の東京五輪後。移籍する半年前の市場価値は90万ユーロ(約1.1億円)だったが、現在では180万ユーロ(約2.2億円)と倍増している。