中野伸哉(なかの・しんや)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年8月17日
所属クラブ:サガン鳥栖
2022リーグ戦成績:19試合1得点0アシスト
代表通算成績:なし
長友佑都の後継者候補の1人と言っていいだろう。サガン鳥栖下部組織出身の中野伸哉は、一昨年にクラブ史上最年少となる16歳11ヶ月15日でJリーグデビュー。昨年にはJ1史上最年少となる17歳6ヶ月10日での開幕スタメンを飾った。また、今年にはJ1史上最年少での50試合出場を達成と、数々の記録を塗り替えている。
世代別代表の常連でもあり、昨年3月にはU-24アルゼンチン代表との国際親善試合に向けたU-24日本代表メンバーに“6歳飛び級”で招集を果たした。東京五輪(東京オリンピック)本戦メンバーには入らなかったものの、国内で高い評価を得ていることに疑いの余地はなかった。
中野はDFとしてはかなり小柄な選手で、体の線も細い。それでも高評価を得ている理由はインテリジェンスの高さにあり、4バック時の左サイドバック、3バック時のセンターバックと戦術やシステムの変更に柔軟に対応できる。ビルドアップも技術に頼りきることなく、出すタイミングや受ける場所を工夫しながら行っている。4年後に期待しないわけにはいかないだろう。