FW
【写真:Getty Images】
RWG:マリオ・パシャリッチ(背番号15)
生年月日:1995年2月9日
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
代表通算成績:48試合7得点2アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点0アシスト
アタランタで才能を開花させた188cmの大型MFだ。ドリブルでの単独突破などはそこまで目立たないが、基本的な技術のレベルが高く、相手のマークを剥がしてタイミングよくボックス内に飛び込んでいくといった巧さを持っている。昨季セリエAで13得点を叩き出している通り決定力も悪くなく、どのポジションでも与えられたタスクをこなす戦術理解度にも優れている。
今大会はグループステージ3試合とラウンド16の日本代表戦でベンチスタートだったが、準々決勝のブラジル代表戦で先発に抜擢。ゴールやアシストという結果は残せなかったものの、体格の良さを生かしたボールキープなど随所で良さは発揮していた。アルゼンチン代表戦でも右ウィングとしてスターティングメンバーに名を連ねると予想する。
【写真:Getty Images】
CF:アンドレイ・クラマリッチ(背番号9)
生年月日:1991年6月19日
所属クラブ:ホッフェンハイム(ドイツ)
代表通算成績:79試合22得点9アシスト
カタールW杯成績:5試合2得点0アシスト
ホッフェンハイムで公式戦236試合106得点という結果を残しているブンデスリーガ屈指のFWだ。ズラトコ・ダリッチ監督からの信頼はかなり厚く、昨年6月から現在に至るまでのクロアチア代表のすべてのゲームに出場してきた。今大会ではラウンド16まで右ウィング起用がメインだったが、ブラジル代表戦ではCFとして出場。準決勝でも同ポジションで出場すると予想する。
グループステージ第2節のカナダ代表戦では2ゴールを奪っており、4-1大勝の立役者となっていた。しかし、以降はなかなか良い形でボールが入らないこともあり、ゴールもアシストも「0」という結果になっている。2大会連続のファイナル進出がかかったアルゼンチン代表戦では、持ち味である相手のマークを一瞬で無力化するような動き出しからゴールを奪うことができるか。
【写真:Getty Images】
LWG:イバン・ペリシッチ(背番号4)
生年月日:1989年2月2日
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
代表通算成績:121試合33得点27アシスト
カタールW杯成績:5試合1得点2アシスト
クロアチア代表の歴代得点数でダヴォール・シューケルに次ぐ2位につけるベテランアタッカーだ。カタールワールドカップでは左サイドのファーストチョイスとして、ここまで全試合に先発出場。1得点2アシストという目に見える結果も残しながら、ルカ・モドリッチやマルセロ・ブロゾビッチらに引けを取らない運動量と献身性も発揮し、母国を2大会連続のベスト4進出に導いた。
左右両足を遜色なく使いこなせる存在で、ドリブルは変幻自在。チャンスメイクはもちろん、クロスに合わせるうまさを兼ね備えるなど、フィニッシュ面でも存在感を放つ。また、守備力も高く、決してプレスバックを怠らない。準々決勝のブラジル代表戦ではアントニーとバチバチにやり合う姿が印象的だった。アルゼンチン代表にとっても、攻守において厄介な存在となりそうだ。