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リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
生年月日:1987年6月24日(35歳)
大会通算成績:5試合4得点2アシスト
チーム成績:ベスト4進出
自身初のワールドカップ優勝に向け、世界最高のフットボールプレーヤーがその実力を存分に発揮した。
リオネル・メッシは35分に中央のスペースでボールを受けてドリブルを開始。ボールを奪いに来たオランダ代表DFダレイ・ブリントを置き去りし、カバーに来たナタン・アケの目線が自身に向いた瞬間に針の穴を通すようなスルーパスを通し、アルゼンチン代表DFナウエル・モリーナの先制点をアシストした。73分にはPKを決めて2点目を奪い、PK戦でも1番手としてプレッシャーをものともせずゴールを決めた。
アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表)
生年月日:1991年3月21日(31歳)
大会通算成績:5試合0得点3アシスト
チーム成績:ベスト4進出
現在のアントワーヌ・グリーズマンは以前のように得点を量産したり、派手なテクニックを披露しているわけではない。圧倒的な運動量による守備貢献や、ライン間でボールを受けて前線へと繋げるリンクマンの役割を高水準でこなしており、チームの絶対的支柱として君臨している。
イングランド代表戦でもその役割を忠実にこなし、試合の主導権を握る上で重要な存在になった。これだけでも十分な働きだが、さらに2つのアシストを記録しており、間違いなくピッチで最も優れたプレーヤーだった。
ボウト・ベグホルスト(オランダ代表)
生年月日:1992年8月7日(30歳)
大会通算成績:4試合2得点0アシスト
チーム成績:ベスト8敗退
オランダ代表が2点をリードされる展開の中、78分に投入されたボウト・ベグホルストが試合の流れを変えてみせた。
ベグホルストは197cmの長身で、圧倒的な高さを武器としている。自身と同じ長身のオランダ代表FWルーク・デ・ヨングとの2トップを形成し、83分には味方のクロスをヘディングで沈めてワールドカップ初得点を記録。さらに後半アディショナルタイムにはFKの場面で意表を突いて抜け出し、冷静に1対1を沈めて値千金の同点ゴールをゲットした。最終的に試合には敗れたが、スーパーサブとして申し分ない働きを見せた。