GK:ドミニク・リヴァコヴィッチ(クロアチア代表/ディナモ・ザグレブ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月9日
代表通算成績:39試合43失点
今大会成績:5試合3失点
ディナモ・ザグレブに所属するドミニク・リヴァコヴィッチは、カタールワールドカップで評価を大幅に高めている選手と言っていいだろう。クロアチア代表の2大会連続となるベスト4進出は、この男なしに達成できなかったかもしれない。
リヴァコヴィッチはグループリーグ3試合を1失点で乗り切ると、決勝トーナメントで大活躍。日本代表とのPK戦で南野拓実、三笘薫、吉田麻也のシュートをストップし、ベスト8進出の立役者に。さらに、ブラジル代表との準々決勝ではネイマールにこそ点を与えたが、120分間の中で再三ファインセーブを披露し、PK戦ではロドリゴのシュートをセーブするなど、母国を準決勝に導いた。
W杯の歴史において、GKでMVPを受賞したのは2002年日韓大会のの元ドイツ代表、オリバー・カーンのみである。このままクロアチア代表がトロフィーを掲げるようなことがあれば、PKストップ職人リヴァコヴィッチがカーン以来となるGKのMVP受賞者となっても不思議ではないだろう。