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世界最高の称号は誰の手に? カタールW杯のMVP候補5人。歴史に名を刻む? 最強の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/パリ・サンジェルマン)


【写真:Getty Images】


生年月日:1987年6月24日
代表通算成績:169試合94得点53アシスト
今大会成績:4試合3得点1アシスト

 2014年のブラジルワールドカップに続く2度目のMVP受賞は十分にあり得そうだ。リオネル・メッシは、36年ぶりの優勝を目指すアルゼンチン代表に光を照らし続けている。

 アルゼンチン代表は初戦のサウジアラビア代表戦でまさかの逆転負けを喫し、いきなり崖っぷちに追い込まれたが、これで目が覚めたか、以降は勝ち星を積み上げている。その立役者となっているのが、他でもないメッシだ。負ければ敗退確定というメキシコ代表戦では、64分に圧巻のミドルシュートで先制点をもたらすと、87分にはエンツォ・フェルナンデスのゴールをアシスト。ラウンド16のオーストラリア代表戦では、相手に囲まれながら見事なゴールを沈めてみせた。

 そしてメッシは準々決勝のオランダ代表戦でも圧倒的な存在感を示した。前半に絶妙なスルーパスからナウエル・モリーナのゴールをお膳立てすると、後半には味方がファウルを受けたことで得たPKを涼しい顔で決め、PK戦の末に母国をベスト4に導いた。これで今大会成績は5試合で4得点2アシスト。アルゼンチン代表が頂点に立てば、メッシ以外のMVPはあり得ないだろう。

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