ポルトガル代表
戦力値ランキング:6位(84)
戦力値:攻撃22/守備21/選手層20/勝負強さ21
監督:フェルナンド・サントス
FIFAランキング:9位
▽今大会成績
第1節:対ガーナ(〇3-2)
第2節:対ウルグアイ(〇2-0)
第3節:対韓国(●1-2)
ラウンド16:対スイス(〇6-1)
各ポジションに豊富なタレントを擁するポルトガル代表は、連勝でグループステージ突破を決めた。控え組で臨んだ第3戦では韓国代表に逆転負けを喫したが、ラウンド16では攻撃陣が機能して堅守のスイス代表から6得点を奪っている。
4-3-3が基本的な布陣で、ウイングのブルーノ・フェルナンデスとジョアン・フェリックスは内側にポジションを取ってボールに絡む。攻撃力のあるサイドバックは積極的に大外のレーンを駆け上がり、クロスやコンビネーションで崩していく。攻撃的な選手も守備意識が高く、即時奪回のプレッシングで自由を奪い、敵陣に押し込む。マンマークではめられても、ブルーノ・フェルナンデスやベルナルド・シウバの個人戦術でかいくぐってしまうのが強みだ。
クリスティアーノ・ロナウドはここまで初戦のガーナ代表戦で決めたPKによる1得点に留まる。トップパフォーマンスとは程遠く、フェルナンド・サントス監督はラウンド16でロナウドに替えてゴンサロ・ラモスを1トップに抜擢。この21歳がハットトリックを達成したことで、1トップ問題は解決しそうだ。
ここまでの戦いぶりを見ても優勝候補の一角と言えそうだが、最終ラインに不安を抱える。左サイドバックのヌーノ・メンデスは残り試合の欠場が確定。ルベン・ディアスの相棒ダニーロ・ペレイラは準々決勝で復帰できる可能性があるが、ラウンド16でゴールを決めたペペに今後も頼る必要が出てくるかもしれない。